2023年シーズンの日程が決定 現地3月30日に開幕、全球団と対戦へ

日本時間8月25日、メジャーリーグ機構は2023年レギュラーシーズンのスケジュールを発表した。日本時間3月31日(現地時間3月30日)に全球団一斉に開幕を迎えるが、来季のスケジュールには大きな変更点がある。史上初めて、各球団が全球団と対戦するスケジュールが組まれたのだ。ワイルドカードが各リーグ3枠に増えたこともあって各球団が平等なスケジュールで戦うことの重要性が増したため、同地区内で対戦する試合数を減らし、よりバランスの取れたスケジュールで試合を行うという措置が取られた。

現在、メジャーリーグでは同地区内の対戦が76試合(4球団と19試合ずつ)組まれているが、来季はこれが52試合(4球団と13試合ずつ)まで減少する。また、同リーグの他地区の球団との対戦も66試合から64試合に減少。そして、インターリーグ(他リーグの球団との対戦)が20試合から46試合へ大幅に増加する。インターリーグについては「ライバル球団」と4試合、それ以外の14球団とは3試合を戦うことになる。なお、ここでいう「ライバル球団」とはヤンキース対メッツ、ドジャース対エンゼルス、カブス対ホワイトソックスといった組み合わせを指す。

よりバランスの取れたスケジュールが組まれることにより、ポストシーズン争いの平等さは増すことになるだろう(もちろん完全に平等というわけではないが)。しかし、同地区内の対戦が減少することにより、遠征の移動の負担は大きくなるかもしれない。また、同地区の球団とのトレードを回避する傾向も弱くなる可能性がある。

来季のオールスター・ゲームは日本時間7月12日(現地時間7月11日)にマリナーズの本拠地T-モバイル・パークで開催される。シアトルでの開催は2001年以来22年ぶりだ。また、カージナルスとカブスは日本時間6月25~26日(現地時間6月24~25日)にロンドンで2試合対戦。日本時間8月21日(現地時間8月21日)に予定されている「リトルリーグ・クラシック」ではフィリーズとナショナルズが対戦する。

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