カービー新記録、ロドリゲスが「20-20」達成もマリナーズは敗れる

【ナショナルズ3-1マリナーズ】@T-モバイル・パーク

2001年以来21年ぶりのポストシーズン進出に向けてワイルドカード争いを続けているマリナーズは、1対1の同点に追いついた直後の9回表に3番手のポール・シーウォルドがイルデマーロ・バルガスに3号勝ち越し2ランを被弾。1対3で敗れ、メジャー最低勝率のナショナルズを相手に痛い1敗を喫した。ナショナルズ5番手のカイル・フィネガンが5勝目(2敗)をマーク。決勝アーチを浴びたシーウォルドには4敗目(3勝)が記録された。

マリナーズ先発のジョージ・カービーは3回表一死1塁から2番打者ジョーイ・メネセスの初球にボールを投じるまで、試合開始から24球連続ストライクを記録。これは2018年8月に当時パイレーツに所属していたジョー・マスグローブ(パドレス)が記録した21球連続を上回るメジャー新記録となった。初回にネルソン・クルーズのタイムリーで1点を失ったカービーだが、7回85球を投げて被安打8、奪三振9、無四球、1失点の好投。チームの勝利には繋がらなかったものの、85球のうち69球がストライクという安定感抜群のピッチングだった。

1点ビハインドの8回裏には新人王候補のフリオ・ロドリゲスが20号同点ソロ。ロドリゲスはすでに23個の盗塁を決めており、マリナーズでは2002年のマイク・キャメロン以来20年ぶりとなる「20-20」(20本塁打&20盗塁)を達成した。また、通算107試合目で20本塁打と20盗塁の両方をクリアしたのは、マイク・トラウト(エンゼルス)の112試合を上回るアメリカン・リーグ史上最速記録となっている。

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