〈ひと〉楽しんで館と街活性化へ うみがたり新館長 和田淳太さん(51)

 7月に就任した上越市立水族博物館「うみがたり」の2代目館長。これまでに企画したアイデアをうみがたりに合う形で取り入れ、さまざまな企画で同館と上越の活性化に取り組んでいる。
 同館を指定管理する横浜八景島社に1994年入社し、運営からイベント企画、広報などの部門を務めた。2014年、翌年にオープン予定の仙台うみの杜水族館にオープニングスタッフとなった。今年1月に副館長としてうみがたりに赴任、7月から櫻健太郎前館長の後任となった。館長ながら事業戦略・管理・運営担当の副館長を兼任している。
 仙台では夜の水族館を楽しむ「おひとりさまナイト水族館」「日本酒ナイト水族館」「カメラナイト水族館」などを企画した。「アイデアを考えるのは楽しい」と話す。うみがたりでも「おひとりさまナイト水族館」を実施した。一方で、人口規模や気質の違いから、仙台の企画が全てうまくいくわけではない、上越なりのカスタマイズが必要だと考えている。
 「街を元気にすることが80年前の開館から変わらない使命。達成するために、自分たちが楽しもうという目標を掲げ、(職員に)やりたいことをやろうよと投げ掛けている」と話す。東京都練馬区出身。趣味はジーンズ集めや車など。

上越市立水族博物館うみがたりの和田淳太館長

© 株式会社上越タイムス社