3年ぶり5度目のJ1制覇を果たした横浜Mは6日、黒沢良二社長(66)が30日付で退任し、中山昭宏副社長が新社長に昇格する人事を発表した。約4年4カ月ぶりの社長交代となる。
黒沢氏は東京農工大出身。1981年の日産自動車入社後は技術畑を歩み、2018年7月に横浜M社長に就任。前監督のアンジェ・ポステコグルー氏(57)が築いた攻撃路線を継続させ、在任中に2度のリーグ優勝を成し遂げた。中山氏は東京都立大卒業後の1992年に日産に入社。システム部門などを経て、今年4月にクラブの副社長に就いた。
黒沢氏は、クラブを通じ「記憶に残る試合を増やし、アタッキング・フットボールを通じてサッカーの素晴らしさが世の中に広まることを願っている」などと談話を発表。中山新社長は「素晴らしい歴史への感謝を忘れることなく、マリノスファミリーと共に夢と活力をもたらせるクラブを目指していきたい」とコメントした。