神奈川の西部・湘南地区、個人宅でもざる菊満開

富士山をかたどった株などが並ぶ鈴木三郎さん宅のざる菊園=小田原市久野

 神奈川の県西・湘南地区の個人宅に設けられたざる菊園でも、色とりどりの株が見ごろを迎え、訪れる人の目を楽しませている。

 小田原市の鈴木三郎さん宅(久野3652)の庭を開放した、約2千平方メートルの園内には千株が咲き誇る。恒例の富士山をかたどったものをはじめ、一株一株が大ぶりなのが特徴で、今月中旬くらいまでは楽しめるという。小田原駅からバスで40分、「ざる菊園」下車。

 二宮町の善波保雄さん宅(川匂178)は、白系の花が雪原のように広がり、存在感を放っている。かつての酪農用の放牧地に植えられた約400株は、淡い黄色から、白、ピンク系へと推移していく変化が人気を集め、近隣住民らが足を運んでいた。国道1号「川匂神社入口」交差点から歩いて5分。

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