ダイヤモンドバックスが2020年のア新人王・ルイスをトレードで獲得

日本時間11月18日、ダイヤモンドバックスはマリナーズとのトレードで2020年アメリカン・リーグ新人王のカイル・ルイスを獲得したことを発表した。短縮シーズンの2020年に新人王となったルイスだが、その後は相次ぐ故障に悩まされ、直近2シーズンの出場は54試合だけ。新天地ダイヤモンドバックスで心機一転、復活を目指すことになる。ダイヤモンドバックスはルイスの対価としてクーパー・ハメルをマリナーズへ放出。今季デビューしたばかりの27歳は新天地マリナーズでメジャー定着を目指す。

現在27歳のルイスは2016年ドラフト1巡目(全体11位)指名でマリナーズに入団し、トップ・プロスペクトとして期待されていた外野手。2019年9月にメジャーデビューを果たし、短縮シーズンの2020年には58試合に出場して打率.262、11本塁打、28打点、5盗塁、OPS.801をマークし、ア・リーグの新人王に選ばれた。ところが、翌2021年は故障により出場わずか36試合。今季も引き続き故障に悩まされ、わずか18試合しか出場できず、打率.143、3本塁打、5打点、OPS.530に終わった。マリナーズはフリオ・ロドリゲスの台頭やテオスカー・ヘルナンデスの獲得により外野が人員過剰気味になっており、ルイスは新天地ダイヤモンドバックスへ移ることになった。

一方のハメルも現在27歳。今年4月にメジャーデビューし、ダイヤモンドバックスで66試合に出場して打率.176、3本塁打、17打点、4盗塁、OPS.581の成績を残した。マイナー通算出塁率.397をマークしているように、選球眼の良さが魅力の1つ。また、外野の両翼以外に捕手もこなせるユーティリティ性も武器である。今季メジャーでは思うような成績を残せなかったが、マイナーAAA級では33試合に出場して打率.310、6本塁打、19打点、3盗塁、OPS.950の好成績をマークしており、メジャー2年目の来季は新天地マリナーズでブレイクが期待される。

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