諫早産ミカンPR 市長に「味好鳥」など贈呈 JAながさき県央南部地区部会

諫早産ミカンを大久保市長に贈る生産者(右)=諫早市役所

 長崎県諫早市内のミカン農家でつくるJAながさき県央みかん部会南部地区部会の氏原弥八部会長(56)らが14日、今シーズンの出荷が本格化した諫早産ミカンの「味好鳥(あじこうちょう)」と「はなまる物語」を市役所で大久保潔重市長に贈呈し、PRした。
 いずれも県央地区のブランドで、糖度13度以上の甘さ。主に関東や東北方面に出荷している。このうち、トップブランドの「味好鳥」は一つ一つを袋に入れた完熟ミカンで、皮が薄く食べやすいのが特徴。甘さと酸味のバランスが良く、鳥も好んで食べるおいしさが名前の由来という。
 同地区部会は部会員106人。両ブランドを含め、昨シーズン(昨年4月~今年3月)は計63ヘクタールで約1200トンを生産した。適期の「摘蕾(てきらい)」や「摘果」、「剪定(せんてい)」を徹底し、今シーズンも両ブランドともいい品質に仕上がっているという。資材高騰への支援を市に求めた氏原部会長は「部会一丸となって安定、高品質の生産に努め、諫早産ミカンをPRしていきたい」と話した。


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