〈大雪災害〉物流への影響続く 22日から解消へ 再び大雪も心配 上越市

 上越市では21日も大雪による物流への影響が続いた。コンビニエンスストアやスーパーマーケットは前日同様、生鮮食品や既製品の欠品が見られたが、22日には通常通り販売するとの声も聞かれた。ただ、23日から再び大雪という予報を心配する客もいた。
 鉄道は、JR信越本線の直江津―長岡両駅間が終日通行止め。前日に続き特急「しらゆき」も全て運休した。JR東日本新潟支社によると、運休は22日も継続するという。

直江津駅

 県の災害派遣要請を受けた陸上自衛隊高田駐屯地の第2普通科連隊は21日、国道17号の小千谷市内で排雪作業に当たり、柏崎市では車両のスタックなどに備えた。
 東北電力ネットワークによると、上越市内で続く10戸未満の停電は、21日中の復旧は困難な見通しという。
 上越市では前日に続き、高校1校が悪天候のため早退の措置を取った。
◇23日から再び大雪
 新潟地方気象台によると、冬型の気圧配置が強まるため、県内は23日から24日にかけて高波に警戒。23日から25日ごろにかけて大雪による交通障害、22日から23日にかけて雪を伴った強風に注意、警戒が必要。警報級の大雪や陸上、海上とも暴風雪になる恐れもある。
 22日は低気圧が発達し、その後、24日ごろにかけて北陸地方の上空に強い寒気が流れ込み、25日ごろにかけて冬型の気圧配置が強まる見込み。
 また、ネクスコ東日本新潟支社は不要不急の外出を控えること、ノーマルタイヤでの雪道走行は法令違反で、渋滞や通行止めにつながる恐れがあるため、冬用タイヤの装着、タイヤチェーンの携行を呼び掛けている。

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