名残惜しく「またね」 Uターンがピーク 上越妙高駅

 3年ぶりに、新型コロナによる行動制限がない年末年始をふるさとで過ごした人たちのUターンが始まった。ピークとなった3日、上越妙高駅は、大きなスーツケースや土産を手にした家族連れや学生、見送りに訪れた人たちで混雑した。
 JR東日本、同西日本によると、同日は北陸新幹線上り「はくたか」(東京行き)で、ほぼ全ての指定席が満席となった。また自由席乗車率は午後1時台から同3時台で50~100%だった。
 同駅の新幹線改札口付近では「またね」「行ってらっしゃい」「勉強頑張ってね」などと声を掛け合ったり、名残惜しそうに手を振り続けたりする姿が見られた。

手を振り合って再会を誓う家族連れ(3日午後2時ごろ、上越妙高駅)

 上越市直江津地区の男性(68)は、東京に住む息子夫婦が孫を連れて初めて帰省。県内に住む娘家族と一緒に、正月三が日を自宅でゆっくり過ごしたという。生後10カ月の孫の成長に目を細めつつ、「家族が久しぶりにそろい、にぎやかに過ごせた。春になったら、こちらから孫の顔を見に出掛けたい」と笑顔で話した。

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