相模原・中央区でひき逃げの疑い、72歳男逮捕 時効成立まで残り7カ月 車の血痕が別事件のDNA型と一致

相模原警察署

 2016年8月に事故を起こし、そのまま逃走したとして、神奈川県警相模原署は11日、道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、相模原市中央区淵野辺4丁目、自称自営業の男(72)を逮捕した。ひき逃げの時効期限は7年で、今年8月の時効成立まで残り7カ月だった。

 逮捕容疑は16年8月3日午後4時10分ごろ、同区上溝の市道交差点で普通貨物自動車を運転し、右側から直進してきた乗用車に衝突、運転手の男性会社員(39)の首にけがを負わせ、車を放置して逃げた、としている。「事故を起こしたことは間違いないが、相手をけがさせたことは分からない」と供述し、容疑を一部否認しているという。

 署によると、車に残されていた血痕のDNA型と別の事件のものが一致し、男が浮上した。署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いでも調べていたが、21年8月に時効となった。

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