山羊の歌
トタンがセンベイ食べて春の日の夕暮は穏かですアンダースローされた灰が蒼ざめて春の日の夕暮は静かです ...
サンデー山口
これはまあ、おにぎはしい、みんなてんでなことをいふそれでもつれぬみやびさよいづれ揃つて夫人たち。 下...
サンデー山口
血を吐くやうな 倦(もの)うさ、たゆけさ今日の日も畑に陽は照り、麦に陽は照り睡るがやうな悲しさに、み...
サンデー山口
天井に 朱(あか)きいろいで 戸の隙を 洩れ入る光、鄙(ひな)びたる 軍楽の憶ひ 手にてなす なにご...
サンデー山口
No.33 「羊の歌 Ⅲ」(詩集『山羊の歌』より)
九才の子供がありました女の子供でありました世界の空気が、彼女の有(いう)であるやうにまたそれは、凭(...
サンデー山口
No.28 「木蔭」(詩集『山羊の歌』より)
神社の鳥居が光をうけて楡の葉が小さく揺すれる夏の昼の青々した木蔭は私の後悔を宥めてくれる 暗い後悔 ...
サンデー山口
No.24「悲しき朝」(詩集『山羊の歌』より)
河瀬の音が山に来る、 春の光は、石のやうだ。 筧の水は、物語る 白髪の嫗にさも肖てる。 雲母の口して...
サンデー山口
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