制服衣料「このみ」 福岡市に新路面店 県外店は4店目に

 制服衣料ブランド「CONOMi」を展開するこのみ(妙高市)は、福岡市内に路面店を出店する。オープン予定日は3月7日。県外店舗は福島県郡山市、東京・原宿、大阪・梅田に続き4店目。

このみ主催の「日本制服アワード」でも、九州出身の受賞者が目立ち、制服衣料への注目度を感じさせた(19日、東京・原宿)

 店舗は九州随一の消費地、福岡市の天神地区。天神駅から徒歩10分ほどの場所に立地する。旗艦店の原宿店(東京都)並みの品ぞろえにする予定。
 九州全体を市場として想定する他、インバウンド(訪日外国人旅行客)市場も取り込みたい考え。相浦孝行社長は「九州は制服のない学校が少ない(ため、自由制服衣料の市場は大きくない)が、韓国や中国、台湾に近い。インバウンドの市場として大きいと考えている」と話した。
◇着たいときだけ借りられる ネットで制服レンタル開始
 「このみ」はこのほど、自社の制服衣料をオンラインで借りることができるサービス「ネトカリ」を始めた。入学・卒業の式典、旅行など、着たいときだけ借りられる仕組みを設けることで過剰生産を抑え、消費者の経済的負担感の軽減も図る。
 価格は女子ならブレザー、スカート、シャツ、リボンの4点セットで3泊4日8800円(税込み)程度、男子ならブレザー、パンツ、シャツ、ネクタイの4点セットで同額程度。
 相浦社長は「制服ディズニー(東京ディズニーリゾート)、制服ユニバ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)の人気はすごいものがある。そういう人たちの需要も取り込みたい。サービス開始以降、全国から予約が来ている」と話している。

© 株式会社上越タイムス社