【ワールド・ベースボール・クラシック特集】侍ジャパン初の日系人選手「ヌーーーート!」

侍ジャパン初の日系人選手として注目されるカージナルスのラーズ・ヌートバー。強肩強打のメジャー3年目、地元ではすでに人気者で、ワールド・ベースボール・クラシックでは日本のファンからも注目を集めている。

2018年ドラフト8巡目(全体243位)でカージナルスに入団したラーズ・ヌートバー。2021年にメジャーデビューし、強打と強肩で頭角を現し、2022年には正外野手として108試合に出場。打球速度の速さが持ち味で、9月には452フィート(約138メートル)の豪快なアーチも放っている。

母親は日本人で、ヌートバーは榎田達治の日本名も持つ。父親は大学在学中に日本語を学び、日本へ語学留学した経験もあるが、ヌートバーはアメリカ生まれで日本での生活経験はない。しかし、米メディアが公開した9歳の頃の動画では「いつか僕の母国、日本を代表して戦いたいです」と夢を語っており、それが現実となった。

現在はカージナルスのキャンプに参加すべくフロリダ州のジュピター入りしているが、3月4日には侍ジャパンの合宿に合流する見込みだ。ヌートバーは侍ジャパンの一員としてプレーすることについて「東京ドームの5万5000人の大観衆の前でプレーできるんだ。3月の試合だけれど、10月のように全力でプレーしたい」と語っていた。

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