レイズが完封リレーで開幕10連勝達成 Rソックス吉田は1安打

【レッドソックス0-1レイズ】@トロピカーナ・フィールド

レイズは両チーム無得点で迎えた8回裏にブランドン・ロウの3号ソロで均衡を破ると、5投手の継投リレーでレッドソックス打線を完封。試合時間わずか2時間6分、1対0でカード初戦を制して開幕から破竹の10連勝となった。レイズ4番手のコリン・ポーシェが1勝目(0敗)をマークし、5番手のピート・フェアバンクスが1セーブ目を記録。レッドソックス3番手のクリス・マーティンは1敗目(0勝)を喫している。

開幕から勢いが止まらないレイズは得意の継投策でレッドソックス打線を翻弄する。オープナーとして先発したジャレン・ビークスが2回を無失点に抑えると、2番手のジョシュ・フレミングが4回をわずか被安打1、与四球0、奪三振5の快投。8回表には4番手のポーシェが二死満塁とこの日唯一のピンチを作るも、レッドソックスの主砲ラファエル・デバースを三振に切って取りロウの先制弾を呼び込むと、最後はフェアバンクスが3人で締めて10連勝を決めた。

開幕10連勝は1987年にブリュワーズが開幕13連勝を決めて以来、史上7度目の記録。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、開幕10試合で得失点差+58は歴代5位、25本塁打は歴代2位の記録となっている。開幕から大量得点での勝利が続いていたが、この日は投手戦を制するなどいまだに底が見えないレイズ。すでに地区2位のヤンキース、ブルージェイズと4ゲームの差をつけており、この勢いがどこまで続くのか引き続き注目が集まる。

なお、レッドソックスの吉田正尚は「4番・左翼」で先発出場し、レフト前ヒット、サードファウルフライ、空振り三振、ピッチャーゴロで4打数1安打。2回表に先頭打者としてチーム初ヒットを放ち3試合連続出塁を記録したものの、チームに得点を呼び込むことはできなかった。今季の成績はこれで打率.235、1本塁打、6打点、2盗塁、出塁率.366、OPS.719となっている。

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