パイレーツが外野手レイノルズと契約延長 8年総額1億675万ドル

日本時間4月26日、パイレーツはチームの主力外野手であるブライアン・レイノルズと8年総額1億675万ドルで契約延長に合意したと、米スポーツニュースサイトでMLB担当ライターを務めるロバート・マレー記者が報じた。レイノルズの契約は今季2023年からスタートし、2030年までをカバーするものとなる。また、2031年シーズンの1年を2000万ドルで買い取る球団オプションが付属しており、このオプションが行使されれば9年総額1億2675万ドルの契約となる。また、レイノルズは一部球団へのトレード拒否権を保有しているとのこと。レイノルズは今季が調停1年目であり、パイレーツはレイノルズの3年分の調停権とFA後の5年または6年を買い取ったこととなる。なお、今回の契約は大学を卒業してドラフト指名された外野手としては史上最高額の契約となった。

現在28歳のレイノルズはパイレーツ傘下移籍後の2019年に24歳でメジャーデビューを果たすと、134試合に出場して打率.314、16本塁打、OPS.880の活躍で不動のレギュラーに定着。2021年には打率.302、24本塁打、OPS.912をマークしてオールスター・ゲームにも選出されるなど、メジャー屈指の中距離打者に成長した。一方でチームは2015年を最後にプレーオフ進出を逃すシーズンが続くなど低迷にあえいでおり、本人がトレードを直訴したとの報道も出るなど関係性が危ぶまれていたが、今季はチームも絶好調で円満な契約延長となった。

1億ドルを超える契約はパイレーツ史上初と、チームはレイノルズに高い期待を寄せている。今季23試合を消化して16勝7敗で地区首位と上場の滑り出しを見せているパイレーツだが、初の開幕投手を務めたミッチ・ケラーや25歳の右腕ヨハン・オビエドを中心に先発陣が好調で、野手では24歳のジャック・スウィンスキーがOPS1.000を超えるなど若手が台頭し、内容の面でも明るい未来を予感させる戦いを見せている。レイノルズも中核として打率.294、5本塁打、OPS.872と好調で、開幕2週目の週間MVPを獲得するなど実力を遺憾なく発揮しているが、今後はさらにチームを牽引し、常勝軍団に押し上げる活躍が求められる。

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