フィリーズ5割復帰 マリナーズ・カービー8回1失点の完投実らず

【マリナーズ0-1フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

フィリーズは2回裏にコディ・クレメンスのタイムリーで奪った1点を守り抜き、1対0で完封勝利。本拠地でのマリナーズ3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終え、これで3カード連続の勝ち越しとなって最大5あった借金をようやく完済した。フィリーズ先発のマット・ストラームは6回途中2安打無失点の好投で2勝目(2敗)をマーク。5番手のクレイグ・キンブレルが3セーブ目を挙げ、マリナーズ先発のジョージ・カービーは8回4安打1失点で完投したものの、2敗目(2勝)を喫した。

開幕から苦しんでいた昨季のナショナル・リーグ王者、フィリーズがようやく勝率を5割に戻した。2回裏二死1塁からクレメンスの右中間への打球でニック・カステヤノスが一気に生還し、1点を先制。その後はマリナーズ先発のカービーを攻略できず、追加点を奪うことはできなかったが、先発のストラームからセランソニー・ドミンゲス、コナー・ブログドン、グレゴリー・ソト、キンブレルとつなぎ、1点のリードを守り抜いた。

今季のフィリーズはブライス・ハーパーとリース・ホスキンスを故障で欠き、アーロン・ノラとザック・ウィーラーの両右腕が本調子から程遠いピッチングに終始するなど、苦しい戦いを強いられ、日本時間4月16日のレッズ戦に敗れた時点で5勝10敗の借金5に。しかし、翌日のレッズ戦に大勝して4連戦を2勝2敗のタイに持ち込むと、ホワイトソックスに2勝1敗、ロッキーズに3勝1敗、そしてマリナーズに2勝1敗で勝ち越し。ロブ・トムソン監督は「シーズン序盤はいいプレーができていなかったが、今はいいプレーができていると思う」とチームの復調に手応えを感じているようだ。

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