横浜・赤レンガ倉庫に広がるチョークアートの世界 カラフルなドーナツや動物をモチーフ 14日まで

自作のチョークアートを紹介する北文江さん=横浜市中区の赤レンガ倉庫

 オイルパステルを使い、指で色を混ぜながら描く「チョークアート作品展2023」が14日まで、横浜市中区の横浜赤レンガ倉庫1号館2階で開かれている。カラフルなドーナツや動物をモチーフにした作品など色鮮やかで、独特な世界観が広がっている。

 チョークアートはレストランやバーの看板、メニューボードを描く技法としてオーストラリアで誕生した現代アート。「和菓子を外国人に紹介するポスター」として、20種類の和菓子を描いた鎌倉市在住の北文江さん(49)は「パステルとボードがあれば、ほかに道具はいらない。自分の手の感覚で描けることが魅力」と表情を緩ませる。

 会場には初心者でも楽しめる体験コーナーも置かれている。友人と一緒に風船を描いた勝又佑茉さん(30)は「難しかったが、完成した作品を見たらすごくて、自分が作ったものと思えなかった」と驚いていた。

 主催する日本チョークアート協会の早川美幸さん(51)も「5年ぶりの作品展で、実物は迫力があるのでぜひ見に来てください」と呼びかけていた。

 入場無料で、午前11時~午後5時半(最終入場は同5時)。最終日は午後3時まで。問い合わせは同協会電話049(239)5828。

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