ギュンドアンの華麗な2発にエースの一撃。マンチェスター・Cが3発快勝|プレミアリーグ

写真:スタメンを入れ替えてもなお盤石な試合運びを見せて完勝したマンチェスター・C ©Getty Images

5月14日、プレミアリーグ第36節エヴァートン vs マンチェスター・シティの試合がグディソン・パークで行われた。

マンチェスター・シティはケヴィン・デ・ブライネやジャック・グリーリッシュらをベンチに温存。フリアン・アルバレスやフィル・フォーデンが先発に名を連ねた。

基本布陣はともに4-2-3-1だが、エヴァートンは5-4-1に近い形で自陣に引きこもる守備的な戦術を採用。必然的にマンチェスター・シティのボール保持率が高まり、セカンドボールもほとんどアウェイチームが拾ったが、相手守備網を崩し切れないまま時間が推移する。エヴァートンは時おりドミニク・カルヴァート・ルーウィンやアレックス・イウォビがカウンターを仕掛けるが、こちらもマンチェスター・シティの守備陣が冷静に対応する。

それでも37分、マンチェスター・シティは連続攻撃を仕掛けると、右サイドでボールを持ったマフレズが左足で柔らかいクロスを入れると、中央で待ち受けたイルカイ・ギュンドアンがDFを背負いながら右太腿でトラップし、そのまま右足を伸ばしてアウトサイドでシュート。技巧的なフィニッシュでゴールネットを揺らし、マンチェスター・シティが先制した。

さらに39分、左サイドに流れたギュンドアンがクロスを入れると、滞空時間の長いヘディングで合わせたのはアーリング・ハーランド。エースのシーズン36ゴール目でマンチェスター・シティがさらにリードを広げ、前半はそのまま終了する。

エヴァートンは後半からニエル・モペイを投入して反撃に転じようとするが、先にチャンスを作ったのはマンチェスター・シティ。48分、フォーデンがドリブル突破を図って倒されると、これで得たFKをギュンドアンが直接ネットに突き刺し、51分にマンチェスター・シティが追加点を奪った。

ようやく反撃に転じたエヴァートンは66分、CKからジェイムズ・ターコウスキがヘディングシュートを放つが、GKエデルソンがわずかに触ってポストへと逃れる。

その後はマンチェスター・シティが無理をせずにゲームをコントロール。ハーランドやギュンドアンをベンチに下げつつ、相手にチャンスを作らせないよう盤石の試合運びを見せる。結局そのままタイムアップを迎え、マンチェスター・シティが完封勝利を収めた。

勝利したマンチェスター・シティは勝ち点を85に伸ばし、2位アーセナルとの暫定のポイント差を「4」に。敗れたエヴァートンは勝ち点32で17位と苦しい戦いが続いている。

次節、エヴァートンはアウェイでウルヴスと、マンチェスター・シティはホームでチェルシーと対戦する。

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