25日にメジャーデビュー45周年を迎えた人気バンド「サザンオールスターズ」と茅ケ崎を愛し続けるパティシエがいる。「サザン」を率いる桑田佳祐さんの母校・市立茅ケ崎小学校(同市共恵)前に店舗を構える「エトアール洋菓子店」の店長・古屋宣仁さん(59)は「桑田さんの存在に感謝したい」と話している。
同店は古屋さんの亡くなった父が1978年2月にオープンさせ、ことし45周年を迎えた。「サザンもことしデビュー45周年。店があるのも桑田さんの母校の前。たまたまだと思うが、不思議な縁を感じます」と古屋さんは語る。
サザンのデビュー当時、古屋さんは中学生。「勝手にシンドバッドのレコードを買って大ファンになった」と話す。高校生の時には、親戚のつてで桑田さんの事務所を訪れる機会にも恵まれた。当時は、現在ほど面会は厳しくなく、桑田さんと話すこともできた。とりとめのない会話だったが桑田さんの優しい人柄に触れることができ、感激したという。古屋さんは「桑田さんが去り際に『レコード頑張るよ』と話していたのが印象的だった」と語る。その後も、ライブに通うなど応援を続けている。