9日、福島競馬場で行われた夏の名物重賞・七夕賞は、セイウンハーデスが重賞初制覇。好位から抜け出す、スムーズな競馬で押し切った。また、幸英明騎手は福島での重賞が初勝利となった。
七夕賞、勝利ジョッキーコメント
1着 セイウンハーデス
幸英明騎手
「すごく嬉しいです。2、3番手がいいなと思っていたので、イメージ通りでした。（道中の手応えは）ずっと良かったですし、直線に入る時もすごい良い手応えでした。少し気を抜くようなところがある子なんですけど、ブリンカーを付けてから真面目に走るようになってきてくれていたので、今日もしっかり走ってくれました。元々能力はある馬で、馬の成長もありますし、あまり上手く乗れないことも沢山あったんですけど、ここまで乗せてくださった西山オーナー、橋口トレーナー、あとスタッフの方々に本当に感謝しています。近々、重賞は勝てるんじゃないかなと思っていたんですけど、実際に一つ勝てたので、これからもっとどんどん上を目指して頑張りたいです。（ご自身にとって福島での重賞はこれが初めてということについて）あまり考えてなかったんですけど、そうかもしれないです。これからもセイウンハーデスの応援をよろしくお願いします。ありがとうございました」
レース結果、詳細は下記のとおり。
9日、福島競馬場で行われた11R・七夕賞（G3・3歳上オープン・ハンデ・芝2000m）は、幸英明騎乗の2番人気、セイウンハーデス（牡4・栗東・橋口慎介）が快勝した。1.1/4馬身差の2着に9番人気のククナ（牝5・美浦・栗田徹）、3着に13番人気のホウオウエミーズ（牝6・美浦・池上昌和）が入った。勝ちタイムは1:59.8（良）。
1番人気で津村明秀騎乗、バトルボーン（牡4・美浦・林徹）は4着、3番人気で松若風馬騎乗、フェーングロッテン（牡4・栗東・宮本博）は14着敗退。
シルバーステート産駒
幸英明騎乗の2番人気、セイウンハーデスが嬉しい重賞初制覇を飾った。レースでは外枠から行きっぷり良く先行して3、4番手付近をキープ。ややスローの展開にも折り合いは良く、勝負どころからじわじわと進出。直線では馬場の三分どころからしぶとく抜け出し、後続を1馬身1/4差をつけてゴールした。
セイウンハーデス 11戦4勝
（牡4・栗東・橋口慎介）
父：シルバーステート
母：ハイノリッジ
母父：マンハッタンカフェ
馬主：西山茂行
生産者：鮫川啓一
【全着順】
1着 セイウンハーデス 幸英明
2着 ククナ 石川裕紀人
3着 ホウオウエミーズ 丸田恭介
4着 バトルボーン 津村明秀
5着 レッドランメルト 田辺裕信
6着 ショウナンマグマ 菅原明良
7着 ヒンドゥタイムズ 団野大成
8着 エヒト 田中勝春
9着 カレンルシェルブル 斎藤新
10着 テーオーソラネル 三浦皇成
11着 ガロアクリーク 永野猛蔵
12着 シフルマン 大野拓弥
13着 グランオフィシエ 戸崎圭太
14着 フェーングロッテン 松若風馬
15着 サンレイポケット M.デムーロ
16着 トーラスジェミニ 木幡育也
