神奈川工業高の生徒、建設現場を見学「授業内容が実際に」

基礎工事が最盛期を迎え、躯体工事も始まった現場=12日午前、横浜市都筑区

 普段は立ち入ることのできない建設現場を見て学ぼうと、県立神奈川工業高校(横浜市神奈川区)の建設科2年生75人が12日、小学校校舎の建て替え工事などを見学した。参加した生徒は「授業で習っていたことが実際に行われていて、とても勉強になった」とうなずいていた。

 県建設業協会横浜支部の主催で、未来の建設業を担う若者に現場を実感してもらう狙い。建設業界では人手不足が続いていて、優秀な若手人材の確保が求められている。渡辺一郎支部長(渡辺組社長)は「建築は何もないところから手と知恵で造り上げる夢のある仕事。今日の見学で興味をもってもらいたい」と呼びかけた。

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