アーセナルがオランダ代表DFティンバーの獲得を発表

写真:アーセナルへの加入が発表されたティンバー ©Getty Images

アーセナルは7月14日、アヤックスからオランダ代表DFユリエン・ティンバーを獲得したことを発表した。背番号は「12」を着用する。契約の詳細は明らかにされていないが、『Sky Sports』によると契約期間は5年間、移籍金は3400万ポンド(約61億7000万円)に出来高によるボーナス400万ポンド(約7億2000万円)が付帯するとのこと。

ティンバーは2001年6月17日、ユトレヒト生まれの22歳。地元ユトレヒトのクラブDVSUでキャリアをスタートすると、フェイエノールト、アヤックスの下部組織を経て、2020年3月にアヤックスでトップチームデビューを果たした。

2020-21シーズンの序盤はケガに泣かされるも、後半戦からポジションを確立すると、以降、主力として定着。2021-22シーズンは最終ラインで現マンチェスター・ユナイテッドのリサンドロ・マルティネスとコンビを組み、昨季はリーグ戦全試合に先発出場するなど、ハイパフォーマンスを披露した。

身長179センチと決して大柄ではないものの、優れたフィジカル、アスリート能力と足元の技術を備え、センターバックのほかサイドバックもこなす。いわゆる現代型のDFとして完成度の高いティンバーは各国のビッグクラブから注目を集め、昨夏にはマンチェスター・ユナイテッドやリヴァプールからの関心も報じられていた。

ティンバーはクラブ公式HPを通じて、アーセナルに対する思い、そして新シーズンの意気込みを次のように語っている。

「僕はずっとアーセナルのファンだった。兄たちのおかげだよ。彼らはいつもアーセナルのファンで、私はアーセナルのプレーを見るのが大好きだった。大きな選手がいたし、プレーの仕方やスタイルも良かった。クラブが大好きなんだ」

「幼い頃からそうだったけれど、兄たちが僕にそれを植えつけてくれたんだ。ロビン・ファン・ペルシはもちろん、ティエリ・アンリを見るのも好きだった。彼らは大好きな選手だった」

「今、僕がここにいることに、とても興奮している。みんなとても親切だし、これこそビッグクラブだ。この美しいクラブでプレーできることに興奮しているし、開幕が待ちきれない」

アーセナルはこの夏、すでにチェルシーからカイ・ハヴァーツを6500万ポンド(約119億円)で獲得し、ウェストハムからのデクラン・ライス加入も間近と見られている。

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