ウェストハム、ライスの後釜としてアヤックスのメキシコ代表MFに注視

写真:ウェストハムから関心を寄せられるアルバレス ©Getty Images

ウェストハムが、イングランド代表MFデクラン・ライスの後釜として、アヤックスのメキシコ代表MFエドソン・アルバレスに関心を示しているという。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

ウェストハムのデイヴィッド・モイーズ監督は、今夏の退団が秒読み状態となっているライスの後任を探している。これまではユヴェントスが保有権を持ち、2022-23シーズンはローン移籍先のチェルシーでプレーしたスイス代表MFデニス・ザカリアに関心を示していたが、新たにアルバレスがリストアップされたようだ。

アルバレスとアヤックスの契約は2025年6月30日まで残っているため、彼を獲得するためには移籍金を支払う必要がある。アヤックス側は3500万ポンド(約63億6500万円)から4500万ポンド(約81億8360万円)の移籍金を求めているという。

昨夏には当時チェルシーを率いていたトーマス・トゥヘル監督がアルバレスの獲得を熱望し、4300万ポンド(約78億1990万円)を提示したそうだが、アヤックス側が彼の後任となるべき選手を見つけられなかったため、売却を拒否した経緯があるという。

チェルシーはその次善策としてザカリアをローン移籍で獲得したが、今夏、アルバレス、ザカリアともにウェストハムに加入する可能性がある。

アルバレスは2022-23シーズン、アヤックスで公式戦通算44試合に出場して4ゴールを記録。メキシコ代表の一員として昨冬に行われたカタール・ワールドカップにも出場した。センターバックと守備的なボランチの両ポジションをこなしており、ライスの後任として最適な存在と言えるだろう。

ただ、ウェストハムとアヤックスがアルバレスの移籍で合意に達することができるかどうかはまだ分からないようで、今後さらに紆余曲折が発生する可能性もある。

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