マンフレッド・コミッショナーの任期 2029年1月までの延長決定

日本時間7月27日、MLB各球団の投票により、ロブ・マンフレッド・コミッショナーの任期が2029年1月25日まで延長された。2015年1月にコミッショナーに就任したマンフレッド氏は、2024~28年の5シーズンも引き続きコミッショナーを務めることになった。マリナーズのジョン・スタントン会長は「彼のリーダーシップのもと、我々はファンの要望に応えて試合のペースなどを改善し、それ以外の部分でもMLBの役割を拡大してきた。観客動員数や視聴数、SNS露出の増加などは彼の継続的なイニシアティブを反映している」とその手腕に高い評価を与えた。

コーネル大学とハーバード大学ロースクールを卒業したマンフレッド氏は、1998年にフルタイムの職員としてMLB機構に加わり、上級副社長として労使関係や経済面、リーグ事務などを統括してきた。バド・シーリグの後任としてコミッショナーに就任する直前には、MLB機構の最高執行責任者を務めていた。マンフレッド氏は、MLB機構のコミッショナーとして、アメリカの国内外でMLBのリーチを拡大するというコンセプトのもとで様々な改革に取り組んでおり、そのなかには「これまでに開催されたことのない場所でMLBの試合を開催する」という取り組みも含まれる。

任期延長を受け、マンフレッド・コミッショナーは「世界最高のゲームに奉仕し、フィールドの内外で野球というスポーツの強化を追求し続けることができることを光栄に思います」とのコメントを発表。「今シーズン、選手たちは活気にあふれたプレーを見せてくれていますし、スポーツファンもMLBの未来にとって素晴らしい反応を見せてくれています。MLBに携わるすべての者が力を合わせ、野球というスポーツを最高の形で紹介し、ファンのためにその影響力を拡大することに取り組んでいきます」と意気込みを語った。

オールスター・ウィークに開催されたドラフトに登場した際にはファンから大ブーイングを受ける場面もあったが、今季から導入された新ルールは期待通りの成果を上げ、観客動員数や視聴数に好影響をもたらしているのも事実。MLBは今後もマンフレッド・コミッショナーのリーダーシップのもと、影響力の拡大を目指していくことになる。

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