「バルサへ行きたい」発言のフェリックスを同僚エルモソが叱責「何を望もうとも今はアトレティコだろう?」

[写真:Getty Images]

アトレティコ・マドリーのポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(23)がチームメイトから叱責を受けた。

今夏チェルシーからローンバックしたフェリックス。かねてよりディエゴ・シメオネ監督と不仲だと言われてきたなか、トレーニングの紅白戦から外されるなど半ば構想外の扱いを受けているが、ここ最近は「バルセロナへ移籍したい」という旨の発言が大きな騒動となっている。

首脳陣がこれに激怒したとも言われるなか、チームメイトもやはり複雑な気持ちになった模様。レアル・マドリーのカンテラ出身でエスパニョールを経由しての加入となった元スペイン代表DFマリオ・エルモソは、クラブへの忠誠心といった部分に人一倍配慮するタイプだ。

そして、スペイン『Cadena Ser』のインタビューに応じた元スペイン代表DFはフェリックスを「僕たちの仲間」と前置きしつつ、アトレティコに身を置く以上は不適切な発言だったとの見解を示している。

「当然のことながら、フェリックスが何を望もうとも、彼はクラブが何らかの決定を下すまではアトレティコの選手であり、僕たちの仲間だ。これが唯一の真実だよ」

「“クラブ”という存在は、それを構成する誰よりも上の位置にある。選手をサポートしてくれる人たち、外から応援してくれる人たちもアトレティコを構成している、紛れもない重要な存在だし、フェリックスもアトレティコを構成する1人だ」

「アトレティコでプレーしたい選手がここにいるべきであり、そうでない選手は加わるべきではないと思う。それでも、ここにいる以上はアトレティコの選手として扱われるんだ」

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