計画的犯行か 首切断遺体 容疑者親子逮捕から1週間

札幌ススキノのホテルで首を切断された男性の遺体が見つかった事件は、札幌の親子が死体損壊や遺棄などの疑いで逮捕され、きょうで一週間が経過しました。事前に複数の刃物を購入するなど入念に計画を立てていた可能性が高まっており、警察が動機などを捜査しています。

中央署長「被疑者両名は共謀のうえ被害者の頚部を切断したうえ離断した頭部を領得し不詳の場所まで運搬した」

逮捕されたのは札幌・厚別区の職業不詳・田村瑠奈容疑者、父親で医師の修容疑者です。25日には母親の浩子容疑者も同じ容疑で逮捕されました。事件は今月2日に発覚。遺体はその後、恵庭の62歳男性のものと判明しました。瑠奈容疑者と被害男性はことし5月から先月にかけてススキノの飲食店で会っていたことが分かっていて、警察は2人の間にトラブルがあったとみています。また、捜査関係者によりますと、瑠奈容疑者と修容疑者は事件前に札幌市内の量販店を複数回訪れ、犯行に使われたとみられるノコギリやナイフ、スーツケース、金髪のウィッグなどを購入していました。

富田記者リポート「捜査本部が置かれている中央警察署前です。警察による容疑者の自宅の家宅捜索で、被害男性の所持品が見つかっていたことがきょう、新たに分かりました。警察は、瑠奈容疑者が男性の殺害にも関与したとみて、被害男性とのトラブルの経緯や家族3人の役割分担について慎重に調べる方針です」

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