ブリュワーズがDバックスからリリーフ左腕・チェイフィンを獲得 

トレード期限最終日を迎えた日本時間8月2日、プレーオフ進出を目指すブリュワーズとダイヤモンドバックスのあいだで救援投手同士のトレードが成立したようだ。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者などが伝えたところによると、ブリュワーズはメジャー2年目の右腕ピーター・ストルゼレッキーをダイヤモンドバックスへ放出し、33歳のベテラン左腕アンドリュー・チェイフィンを獲得したという。保有可能期間が長いストルゼレッキーと実績で勝るチェイフィンでバランスを取ったトレードとなった。

現在33歳のチェイフィンはメジャー10年目の今季、1年623万ドル+オプション1年でダイヤモンドバックスに加入。今季のダイヤモンドバックスはクローザーを固定せずにここまで戦っており、チェイフィンもクローザーを分担して任されていた投手の1人だった。今季は43試合に登板して2勝3敗8セーブ、12ホールド、防御率4.19を記録。2021年に71試合で防御率1.83、2022年に64試合で防御率2.83をマークしたことを考えると、やや不本意な成績ではあるものの、救援左腕が不足していたブリュワーズにとって貴重な戦力となるはずだ。ただし、今季ここまで右打者を打率.185に抑えている一方、左打者には打率.314と打ち込まれている。

現在28歳のストルゼレッキーは昨季メジャーデビューした右腕で、昨季は30試合に登板して防御率2.83と安定したピッチングを披露。今季は守護神デビン・ウィリアムスにつなぐセットアッパーとして起用され、4月末の時点で防御率0.66という好スタートを切ったが、5月に防御率8.18の大乱調に陥ると、6月も防御率5.73と調子が上がらず、マイナーに落とされた。今季はここまで36試合に登板して3勝5敗、14ホールド、防御率4.54という成績。年俸はわずか72万6000ドル、FAになるのは最短でも2028年シーズン終了後であり、ダイヤモンドバックスは経験豊富なチェイフィンを手放して長く保有できるストルゼレッキーを手に入れた。

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