奥日光エリアの脱炭素化へ バイオ燃料を使ったバスの実証運行はじまる

 奥日光エリアの脱炭素化を進めようと、日光市で1日からバイオ燃料を使ったバスの実証運行が始まりました。

 東武バス日光は1日から、使用済みの食用油と軽油を燃料として

使ったバイオ燃料バス3台の実証運行を始めました。

 奥日光エリアは2023年の4月に、環境省から脱炭素のモデルとなる取り組みを行う「脱炭素先行地域」に選ばれていて、今回のバイオ燃料バスはその第一歩となります。燃料になる使用済みの食用油は県内の東武グループの施設から出たものを使うことで、二酸化炭素の排出量を年間70トン以上削減できると見込まれています。

 実証運行初日の1日、バスは日光市の粉川昭一市長や東武バス日光の金井応季社長、日光仮面に見送られ、駐車場から出発していきました。

 2024年3月31日までの実証運行で、燃焼効率などを検証し、問題がなければ東武バス日光が所有する全てのバスでバイオ燃料を使用する予定です。

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