「超プロフェッショナル」 エンゼルスの同僚が大谷について語る

日本時間9月16日のタイガース戦の試合前、エンゼルスのクローザー、カルロス・エステベスはクラブハウスへ行き、大谷翔平がロッカーで荷物をまとめていることに気がついた。エステベスは興味津々で大谷のところへ行き、「MRI検査の結果、右脇腹に炎症があり、今季のプレーを終えることになった」と説明を受けたという。MLB公式サイトでエンゼルスを担当するレット・ボリンガー記者は、そんなエステベスを含め、エンゼルスの複数の選手たちに大谷について話を聞いている。

右脇腹の炎症でシーズンを終えることになった大谷は、右ひじの内側側副靭帯を損傷しており、手術が控えている。エステベスはそんな大谷について「脇腹のことは残念だ。彼は復帰するために本当に努力していたし、僕はそれをリスペクトするよ」とコメント。「彼はどんな決断をすべきか分かっていた。彼がすることは本当にリスペクトしているし、彼のような選手を見られるのは素晴らしいことだ。毎日本当に努力していた。『変わらず、今までと同じでいてくれ』と彼に伝えたよ」と大谷へのリスペクトを語った。

大谷の隣のロッカーを使っているパトリック・サンドバルは「彼が成長し、今のような素晴らしい選手になるのを見られたのは幸せなことだった。毎日、彼の仕事ぶりを見ていたし、僕自身もそれにたくさん助けられた」とコメント。「彼が試合に向けて準備をし、身体の調子を整え、仕事に取り組む姿を見ているだけで、本当に助けられた。彼は超プロフェッショナルだ。彼の仕事ぶりを心から尊敬しているよ」と大谷が仕事に取り組む姿勢について熱弁した。

大谷とバッテリーを組んだローガン・オホッピーは「大谷の球を受けられるのは特別なことだった」とコメント。「(大谷とバッテリーを組んだ日々を)当たり前だと思ったことはなかった。彼からたくさんのことを学んだよ。(自分が故障していたときに)彼の球を受けられないのは辛かった。でも、彼の球を一番近いところで見ることができた。彼のベストを見ることができて感謝しているよ」と語り、大谷とバッテリーを組むという貴重な経験ができたことへの感謝を口にした。

大谷はタンパベイとミネソタへの遠征には帯同せず、その期間中に右ひじの手術を受けることになるとみられている。しかし、チームメイトと一緒に過ごすために、シーズン最後のホーム6試合では再びチームに合流する見込みだ。今季終了後にFAとなるため、そこでエンゼルスの選手としての大谷の姿は見納めとなる可能性もあるが、フィル・ネビン監督は「もちろん、彼に戻ってきてほしい」とラブコール。「ここにいる誰もがショーヘイを求めている。でも、ショーヘイを欲しがるチームは30個もある。彼が戻ってきてくれれば、大きな意味がある。彼はクラブハウスでほかの選手たちといい関係を築いているし、若手選手たちを助けてくれているからね」とエンゼルスにおける大谷の存在の大きさについて語った。

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