こんにちは!キャンプ系YouTuberのFUKUです。今回はちょっと変わったおもしろいキャンプギアを中心に取り扱ってみます。ここ数年はキャンプブームでいろいろなギアが発売されましたが、キャンプギアのワクワク感が本当に楽しかったですね。特にお手頃価格でアイデアが光っているものが好きなので、今日はそのようなテーマでキャンプ用品をご紹介していきます。
ワークマン『チタン合金ペグ』
1つ目はワークマンの『チタン合金ペグ』です。新製品ではありませんが、チタン合金ペグのおもしろい使い方をご紹介してみます。
さらっとご紹介しますと、2023年にワークマンから発売された、小型から中型のテントやタープに使える長さ25cmのチタン合金製のペグです。フックが上の方に付いていて地面深くまで差せるので、ロープを保持する力はけっこうあります。
必要な強度を保ちながらできる限り軽くしたかったので、太さは7mmとなりました。重さは45gで、個人的には長さ・強さ・重さのバランスが絶妙だと思っています。
そして、チタン合金ペグのおもしろい使い方ですが、夏の必需品『森林香』のスタンドとしての使い方です。
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フックに森林香を挟んでいます。絶妙なフィット感ではないでしょうか!
別メーカーのチタンペグも用意してみましたが、フックの形状的に挟めませんでした。
スノーピークの『ソリッドステーク』には挟めました!
チタン合金ペグのフックは上に向かってなだらかに狭まっているので、森林香をしっかり固定できています。開発時には狙っていませんでしたが、地面に差しておけば良い感じに使えそうですね。
ちなみに、家庭用の細い線香の場合、根本の太い部分ならば固定できます。
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鹿番長の線香は森林光と同じように挟めました!ワークマンのチタン合金ペグを購入された方は、線香立てとしてもぜひ試してみてください!
《チタン合金ペグおすすめポイントまとめ》
- 小型から中型のテントやタープに使えるチタン合金製ペグ
- 長さ・強さ・重さのバランスが◎
- 線香立てとしても使える!
《チタン合金ペグ仕様》
- 価格:3,900円(10本入り、税込み)
- 全長:25cm
- 重量:1本約45g
T95『LED懐中電灯』
ここからは新しい購入品の紹介です。まずはT95の『LED懐中電灯』をご紹介します。以前ご紹介した、RovyVon(ロビーボン)の『Aurora a5x』の超低価格版のような製品です。
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Aurora a5xは小指くらいの大きさしかないのに実用的なライトで、RovyVonからはほかにも新しいモデルがたくさん発売されています。
そして、今回ご紹介するT95のLED懐中電灯はめちゃくちゃ安いです!色によって値段はまちまちですが、「嘘だろ?」という価格。まともに使えるのだろうかと心配になりますが、見た目はRovyVonに似ていますね。
それでは実際に試してみましょう。箱には本体のほか、USB-Cの充電ケーブル、キーホルダー用のリング、説明書が入っています。
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サイズ感はRovyVonとほぼ同じです!フックは付いてないので帽子のつばとかに装着することはできませんが、似たような機能を搭載していそうですね。
ライトを点けてみましょう。説明書には400ルーメンと書いてあります。
十分明るいです!明るさだけで値段の価値を十分に上回っている気がします。しかもリチウムイオンバッテリー内蔵で、容量はRovyVonと同じ。明るさが4段階なのもRovyVonと一緒です。
RovyVonのライトと明るさを比較してみましょう。一番強い明るさで比較します。
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結果はT95が270ルクス、RovyVonは490ルクスでした。さすがにRovyVonの強烈な明るさには負けていますが、それでも小さなサイズにしては十分に明るいですね。
ランタンモードも見てみましょう。ボタンを3回押すとランタンモードになります。
色温度はRovyVonの方が温かみがあって電球色に近く、T95は白色系な印象。光っているチップの数はRovyVonが2つに対して、T95のLED懐中電灯は1個といった違いもあります。
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ランタンモードの明るさは、RovyVonが25ルクス、T95が35ルクスです。ランタンモードの数値はT95の方が上でしたね。
説明書には点灯時間が記載されていました。
一番明るいモードは400ルーメンで、RovyVonと同じく短時間しか使えないようです。高は300ルーメンで2時間、中は87ルーメンで130分、低だと25ルーメンで4時間。一番弱いモードは2ルーメンで、32時間と記載されています。
重さは12gで、RovyVonと比べるとフックが無いため軽量です。防水表記はIP65なので、粉塵は防いで、雨はいろいろな方向から当たっても大丈夫というレベルですね。
試しに水に入れて軽く振ってみましたが、問題なく作動しました。
激安品なので長持ちするかはわかりませんが、そんなに荒い作りはしていないですし、スイッチに反応するし充電もできる。RovyVonにそこまで見劣りせず、お値段はダイソーに置いてあっても不思議じゃないような超低価格のミニマムLEDライト&ランタンです。
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今までは高くてミニマムなランタンを買えなかったという人は、試してみても良いのではないでしょうか。
《T95『LED懐中電灯』おすすめポイントまとめ》
- 小指ほどのコンパクトサイズながら十分な明るさ
- 防塵・防水性能も良好
- とにかく安い!
《T95『LED懐中電灯』仕様》
- サイズ:61×16×16mm
- 重量:約18g(動画内では12g)
- 最大光量:約400ルーメン
DOKEEP『ミニ多機能ライト』
次は同じくミニマム系のライトをご紹介します。RovyVonタイプよりさらに小型のDOKEEP『ミニ多機能ライト』です。こちらも1,000円しないお手頃ギアです。
小さいなと思いつつ買ってみましたが、思っていたよりは太かったです。さっきのライトとあまりサイズ感が変わらない感じもしますが、白いカバーを外すと小さくスリムになります。
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白いカバーを外すと充電ポートがあります。それにしても、なんだかギラついたデザインのアイテムですね…!
説明書によると、小さいながら250ルーメンの明るさで、電池容量は250mAh、5mまでの落下衝撃に耐えられて、白いカバーをかぶせると防水仕様になるそうです。重さは本体のみで11g、キャップ込みで13gでした。
まずはライトを点けてみましょう。スイッチは充電ポートの隣にあります。
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1回押すと赤く点滅、もう1度押すと弱、もう1度押すと強になる3段階でした。赤の点滅は目印としては目立ちそうですね。弱だと使えなくはないですが暗く、強ならサブランタンとして使えそうな印象です。
実際に明るさを測ってみると2ルクスで、キャンプで実用的に使える明るさではないです。使い道としては、ソロ用の小さなテーブルに置いてプチテーブルライトにするとか、収納ボックスやラックなどの荷物置き場のコーナーに置いて、物を取りやすくするとかでしょうか。
ファミキャンならテントの場所がわかりやすくするための目印として使うのが良いかなと思います。カバーをかぶせておけば防水性があるので、目印にするときは外に吊るしても良いですよね。
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真っ暗が苦手な人は、大きなテントに吊るして常夜灯にするのも良いかもしれません。小さなサイズなので、キーホルダーに付けておいても良さそうですね。
《DOKEEP『ミニ多機能ライト』おすすめポイントまとめ》
- 超コンパクトなライト
- カバーをかぶせれば防水仕様に
- テントの目印や常夜灯におすすめ
《DOKEEP『ミニ多機能ライト』仕様》
- サイズ
・本体:約直径20×高さ40mm
・キャップ:約直径21×高さ17mm - 重量:本体約11g(キャップ込み:13g)
- 最大光量:約250ルーメン
ビクトリノックス『ミニツールセット』
次もちょっとおもしろいアイテムです!ビクトリノックスの『ミニツールセット』です。以前から売られていたようですが、私は初めて見ておもしろそうと思ったので買ってみました。
ミニツールセットは、マルチツールナイフに付いているワインオープナーを有効活用できるキット。ビクトリノックス製なので安くはないですが、とても小さい精密ドライバーが4本入っています。
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私のようにお酒を飲まない人でもワインオープナーを有効活用できる日が来たのですね…!精密ドライバーなので、メガネなどのとても細かいネジを開けるシチュエーションがある人に限られますが。
ワインオープナーにドライバーをねじって入れていくと固定されます。
畳めば邪魔にならないですし、精密ドライバーが欲しくなったときにはすぐに取り出せる。こんなアイデア、ビクトリノックスしか思いつかないですよね!
ビクトリノックス以外のモデルにも入れてみましょう。中林製作所のツールナイフにも使えるのでしょうか…
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ビクトリノックス製と同じように入りました!
100均で売っているナイフには入りませんでした。
取り付けた状態で畳めないこともないですが、ゆるいので外れてしまいますね。
試しにリモコンのネジでドライバーを使ってみます。このドライバーにはちょっと大きめなネジですが、しっかり食い込んで外せますね。しかも磁石が付いているので、ネジを無くす心配もなさそうです。
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大きなドライバーの方がもちろん持ちやすいですが、ツイスト形状が回すときの指のホールド感を助けてくれます。ものすごくニッチですが、一部の人には嬉しいアイテムではないでしょうか。
《ビクトリノックス『ミニツールセット』おすすめポイントまとめ》
- 精密ドライバー4本セット
- マルチツールのワインオープナーを有効活用
- 磁石入りで小さなネジを無くす心配が少ない
《ビクトリノックス『ミニツールセット』仕様》
- サイズ:約27mm
- 重量:約0.7g/個
- 機能
・メガネドライバー1.5mm (グレー)
・フィリップス型精密スクリュードライバー (グリーン)
・精密トルクスドライバーT4 (ブルー)
・SIMピン(レッド)
soomloom『マグネットフック』
続いてはsoomloomの『マグネットフック』です。ヨーヨーを思い出すフォルムをしていますね。
3つのマグネットが搭載されていて、2つのパーツを近づけるとくっつきます。
まあまあ強力ですが、思いっきり力を入れなくても外れる絶妙な強さになっていますね。三脚を取り付けられるようにもなっているので、台にすることもできそうです。
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ランタンもくっつきました!ランタンを持てば三脚も持ち上がるほどの磁力です。とはいえ、火がついたランタンが倒れたら怖いから実際にはやりませんが…!
三脚と雰囲気が合うかという問題はありますが、小型のランタンなら落ちそうな感じはしません。
本来はテントやタープの布地を上下から挟んでフックに物を引っかけるアイテムなので、布地の厚さはどれぐらいまで大丈夫かチェックしてみます。薄いナイロン生地2枚を挟んでフュアーハンドランタンをくっつけてみます。
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ナイロン製の生地なら挟んでも落ちる感じがしません!耐荷重の1.5kgは守った方が良いと思いますが、挟む布地の厚みによって変わりそうです。
分厚い帆布生地だと落ちそうな感じもしますが、2枚重ねでもくっつきました。
ただ、分厚い生地を挟むとくっつく力が弱まりますから、どんな素材でも1.5kgまで大丈夫とは思わない方が良さそうです。
重さは103gでした。けっこう強力なフックだということは分かりましたが、引っかけるのは火を使わないLEDのランタンなどが安心だと思います。
また、しっかりと張ったテントやタープでも、マグネットフックを取り付けた箇所は沈み込みますから、雨が降ったときに水が溜まるかもしれないので注意しましょう。
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それでもタープの平らな面にはループが付いていないことが多いですから、どんな場所でもフックが取り付けられて、お値段は1,000円しなくて、しっかりした作りなので1つ持っておいても良いと思いましたね。
《soomloom『マグネットフック』おすすめポイントまとめ》
- テントやタープに取り付けられるマグネットフック
- 三脚への装着も可能
- コスパも良好!
《soomloom『マグネットフック』仕様》
- 重量:約89g
- サイズ:約直径7cm×高さ7×厚さ3cm
- 耐荷重:1.5kg
- カラー:ブラック・カーキ・グリーン
huanbush『火吹き棒一体型火ばさみ』
続いてはhuanbushの『火吹き棒一体型火ばさみ』です。お値段は税込2,398円と普通からやや低価格という感じでした。
ぱっと見では火吹き棒が備わっているというのがわからないフォルムをしていますが、持ち手の先端から吹けるようになっています。
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以前ご紹介した超軽量のランタンハンガーと同じメーカーの製品です!
説明書には「火ばさみ火吹き棒一体型で小さく軽くなって新登場」と書かれているので、元々販売されていたものはもう少し大きかったのかもしれません。今回の新製品は全長45cm、重さ276gでよくあるサイズ感です。
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吹いてみるとけっこう良い風が出ますよ。普通に良いアイテムなのかも…!
細かく見ていくと、持ち手の部分には天然木が使われていて、滑らかな触り心地です。接続部分の動きはやや硬い印象ですが、六角レンチで調整ができるようになっています。
天然木と反対側の持ち手は、ハンギングラックなどに引っかけられる形状です。地面に置いておくと汚れますし、意図せず踏んでしまうときもありますから便利な機能ですよね。
先端はギザギザしていて、薪をしっかり保持できます。
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実際に焚き火をしながら試してみましょう!
実際に焚き火で使ってみても、薪バサミとして特に問題ない使い心地です。サイズは大きいかなと思いましたが、火吹き棒として使うことも考えるとちょうど良いかもしれません。
火吹き棒としても使ってみます。
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これはすごい!薪ばさみと火吹き棒を持ち替えなくて済むというのは、確かに便利なのかもしれないです。
ちょっとネタ的なアイテムなのかと思っていましたが、意外にも実用性は高そうな感じがします。
決して軽量コンパクトとは言えないですが、その分リーチがあるから大きめの焚き火台でも実用的に使えそうだなと感じました。
《huanbush『火吹き棒一体型火ばさみ』おすすめポイントまとめ》
- 火ばさみと火吹き棒が一体となった便利なアイテム
- 天然木の持ち手は滑らかな触り心地
- ハンギングラックに引っかけられる形状
《huanbush『火吹き棒一体型火ばさみ』仕様》
- 重量:約276g
- 材質:鉄
- サイズ
・全長:約45cm
・持ち手:約11cm
一味違った機能を持つキャンプギアはおもしろい!
いかがだったでしょうか。今回はキャンプにちょっと変わった機能を持つおもしろいギアたちをご紹介しました。
キャンプ用品というのは野外での生活に役立つものだけでなく、ちょっと楽しくしてくれるアイテムたちもあるので、やっぱりおもしろい世界だなと思いますね。今後も新しいキャンプ用品をどんどん深掘りしていきたいと思います。
というわけで今回も皆様のキャンプ道具選びの何かの参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。