益子町の71歳・男性が現金約6千万円だまし取られる 特殊詐欺事件

 益子町に住む高齢の男性が、現金約6千万円をだまし取られる特殊詐欺が発生しました。警察が把握している県内の被害としては、2023年に入ってから最高額だということです。

 真岡警察署によりますと、2023年3月31日に益子町に住む無職の71歳の男性の携帯電話にサイトの利用料金について書かれたショートメールが届き、記載されていた番号に電話をかけたということです。

 その後、男性のもとには通信事業者や警察官を名乗る男から「サイトの登録料が未納であり、支払わなければならない」や「600万円のサイバー保険で支払うことができる」などと複数回電話がありました。

 これを信じた男性は、5月23日までの約2カ月の間に94回にわたって指定された口座に現金5964万円を振り込んだということです。

 男性は10月中旬ごろになり相手に電話が繋がらなくなったことからだまされたと気づき、警察に相談して30日に被害届を提出しました。

 警察で特殊詐欺事件として捜査をしていて、2023年の栃木県内の被害としては最高額だということです。

 警察は、不審な電話があった場合は家族や警察に相談するよう呼びかけています。

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