「W杯優勝後、母より先に連絡した…」、ディバラがモウリーニョとの良好な関係性明かす

ディバラがモウリーニョとの良好な関係性明かす[写真:Getty Images]

ローマのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが、ジョゼ・モウリーニョ監督との良好な関係性を語っている。『romapress』が伝えている。

昨夏、ユベントスを退団し去就に大きな注目が集まっていたディバラは、インテルやプレミアリーグの複数クラブへの移籍が有力視されながらも、ローマという意外な新天地を選択。

その移籍の背景にはクラブに獲得を熱烈にリクエストしたポルトガル人指揮官の存在が大きかったが、その良好な関係性は加入からここまで続いている。

YouTubeでアルゼンチン人ジャーナリストのガストン・エドゥル氏のロングインタビューに応じたディバラは、モウリーニョ監督との関係性を示す逸話としてカタール・ワールドカップ優勝時のやり取りに言及。優勝後、家族に連絡を取るよりも先に同監督に電話したことを明かした。

「フランスとの試合が終わって、ドレッシングルームに戻ってアンチドーピング検査を受けることになっていたんだ。そこでドレッシングルームに行き、家族と話すために電話を取ったんだけど、モウからの不在着信が5件もあったんだ。だから、僕は母に電話する前に彼に電話したんだ」

「彼はアルゼンチン人を愛してくれていて、とても嬉しそうだったよ。彼はいつもディ・マリアとメッシの素晴らしさを説いてくれ、彼らをとても愛しているんだ。アルゼンチン人全員がチーム内で彼にさらなる何かを与えてくれると考えていて、彼は全員をとても高く評価しているんだ。彼はとにかくアルゼンチン人プレーヤーに対して大きな愛情を持っているんだ」

さらに、今夏パリ・サンジェルマン(PSG)から加入した同胞MFレアンドロ・パレデスの移籍の経緯にも言及。モウリーニョ監督から情報提供やアドバイスを求められていたことを明かした。

「パレデス? 僕は彼にローマに来るよう説得していたよ。夏の初めに彼と話をしたとき、彼はまだパリに戻るべきか、それとも別のチームでプレーするべきか迷っていた」

「その時期にモウリーニョとは数回彼のことについて話していたよ。僕自身、彼がローマに戻りたがっていたことを知っていたからね。あるとき、どこからともなく、モウが僕のところに来てこう尋ねたんだ。『レアンドロは我々のクラブに加わる気はあるのか?』ってね」

「だから、僕はすぐにパレデスに連絡してここに来るように説得したんだ。ドレッシングルームでスペイン語を話せて懐かしかったよ。僕らの家族はお互いのことを知っているしね。彼は僕と同じようにこの街が大好きなんだ。ここはアルゼンチンと同じように人々がフットボールと共に生きている街なんだ」

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