「IWATE ドリーム陸上教室2023」(岩手陸協主催)は19日、花巻市の富士大スポーツセンターで開かれた。世界で活躍する本県出身のアスリート2人が小学生約60人に上達のこつや競技を楽しむ大切さを教えた。
男子20キロ競歩で2021年東京五輪に出場した高橋英輝(31)=富士通、花巻北高-岩手大=と、10月の中国・杭州アジア大会の陸上男子110メートル障害5位の石川周平(28)=富士通、花巻北高-筑波大=が講師を務めた。高橋は正しいフォームを解説し、石川はハードルをリズムよく跳び越えるポイントを伝えた。2人が実演すると、子どもたちから大きな歓声が上がった。
高橋は参加者の前向きな取り組みに期待し「一つにこだわらず、いろいろな競技に挑戦することが大事」と呼びかけた。石川は「好きという気持ちを忘れず、競技を続けていってほしい」とエールを送った。