ジャックウルフスキンのテント『ゴッサマー』は軽さが魅力!手軽さ重視のソロキャンパーに◎

広々としたテントで快適に過ごすのも良いですが、コンパクトなテントでサクッとキャンプを楽しむのも悪くありません。そんなサクッと派の方におすすめなのが、ジャック・ウルフスキン(Jack Wolfskin)の『ゴッサマー(GOSSAMER)』です。最低限のスペースのみのソロ用テントで、設営は数分で完了。約1.7kgと軽量なのも嬉しいポイントです。コンパクトかつ軽量なソロ用テントが欲しい方は、要チェックですよ!

設営が簡単なソロキャンプ用テント!ジャックウルフスキン『ゴッサマー』の概要をチェック

筆者撮影

ジャック・ウルフスキン(Jack Wolfskin、以下ジャックウルフスキン)は、1981年にドイツで創業されたアウトドアブランド。

今回ご紹介する『ゴッサマー(GOSSAMER)』は、ジャックウルフスキンが手掛けるソロ用のトンネル型テントです。

ジャックウルフスキン『ゴッサマー』

  • サイズ:インナーテント寸法/225×80-90×高さ40-75cm、収納サイズ/44×14cm
  • 重量:1,750g(フライシート無しの場合は1,530g)
  • 耐水圧
    ・フライシート:4,000mm
    ・フロア:10,000mm
  • セット内容:インナーテント、フライシート、ペグ×9本、ポール×2本、リペアキット

まずは、ゴッサマーの概要をチェックしていきましょう!

セット内容

筆者撮影 左上から時計回りにペグ・リペアキット・ポール・フライシート・インナーテント

ゴッサマーにはインナーテント・フライシートのほか、ペグ×9本・ポール×2本・リペアキットが付属しています。ポールとペグにはそれぞれ専用のケースが付属するため、パッキングしやすいのが嬉しいポイントです!

また、リペアキットには、インナーテントの床・網、フライシートの各生地のほか、ポール破損時のリペア用スリーブも付属しています。

筆者撮影 リペアキットの中身

ポールの折れた箇所にリペア用スリーブを通し、両端をテープで留めることで簡易的な補修が可能です。万が一、移動中や設営中に破損してしまっても安心して使えますよ。

設営方法

ゴッサマーの設営方法はおおむね以下の4手順。難しい手順は特になく、初心者の方でも簡単に設営が可能です。

筆者撮影・編集
  • インナーテントを広げる
  • ポールを通し、前後をペグで固定
  • フライシートをかぶせ、ペグで固定
  • 前後のガイロープを張る

ガイロープを張ると、足元のベンチレーションが開きます。より通気性を確保したいときには、入り口のフライシートをまくり上げましょう。

筆者撮影・編集 左がテント入り口、右が足元のベンチレーション

ジッパーとガイロープの色は蛍光グリーンで、リフレクター機能を搭載しているため、夜間でも比較的見えやすいのがメリットです。

筆者撮影

なお、ジャックウルフスキンの直営店と公式オンラインストア限定で、フライ・フロアシートをリサイクルマテリアルにアップデートしたゴッサマーの新モデルがラインナップされています。

今回レビューするのは旧モデルのゴッサマーですが、機能に大きな差はないので、ゴッサマーの購入を検討している人はぜひ参考にしてください。

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軽量&使い勝手バッチリ!ジャックウルフスキン『ゴッサマー』のおすすめポイントを解説

ここからは、ゴッサマーのおすすめポイントをご紹介します。軽量かつコンパクトなだけでなく、使い勝手も良いソロ用テントです!

抜群の耐水圧

筆者撮影

ゴッサマーの耐水圧はフライシートが4,000mm、フロアが10,000mmと高水準です。多少の雨が降ってもまったく問題ありません。

また、フライシートにはシームテープ処理が施されており、テントの縫い目から雨水が染みてくる心配がないのも嬉しいポイントです!

筆者撮影

なお、耐水圧は新旧両方のモデルとも同じ数値なので、新旧問わず、耐水圧が高いテントを探している人にピッタリですよ。

総重量1,750gと軽量

筆者撮影

重量はフライシートも含めて1,750g、フライシートを除いた重量は1,350gと、軽量な点もゴッサマーのおすすめポイントです。ウルトラライトとまではいきませんが、荷物を軽くしたい人に適しています。

また、インナーテントは自立するため、単体で蚊帳としても使用可能。インナーテントの開口部は大きく、出入りは比較的しやすい印象です。

筆者撮影 身長176cmの筆者にはピッタリサイズです

夏のキャンプで星空を眺めたり、カンガルースタイルを楽しんだりしたい方にもピッタリです。

収納ポケットを2つ搭載

筆者撮影

インナーテントの内部には収納ポケットが付いています。

ポケットは頭側の左右に1つずつ、計2つ搭載されており、スマホやモバイルバッテリー、メガネなどを収納するのにちょうど良いサイズ感です。

小物を収納できることで、限られたスペースでも快適に過ごせますよ。

ジャックウルフスキン『ゴッサマー』の気になるポイントはスペースの狭さとペグの強度

ここからは、ゴッサマーの気になるポイントをご紹介します。購入してから後悔しないよう、事前にしっかりチェックしてくださいね。

スペースは最低限

筆者撮影

ゴッサマーの気になるポイント、1つめはスペースが必要最低限しかないことです。フライシートの開口部は大きくないため、出入りの際にはしっかりとかがむ必要があります。

また、テントの高さはもっとも高い場所でも75cmしかありません。テント内で着替えるのはかなり窮屈なため、寝るためだけのテントと考えるといいでしょう。

着替えスペースなどが欲しい場合は、タープで前室を作るなどの工夫が必要です。

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ペグの強度

筆者撮影

ゴッサマーの気になる点、2つ目はペグの強度です。

公式サイトに素材は明記されていませんが、非常に軽量なためアルミ製のペグと思われます。そのため、付属のペグで固い地面へ設営するのは難しい印象です。

また、ペグの長さは20cm弱。風が強い日に設営するとペグが抜けてしまうケースも考えられるため注意が必要です。

徒歩やバイクでのキャンプにおすすめ!ジャックウルフスキンのソロ用テント『ゴッサマー』をお試しあれ

筆者撮影

今回は、ジャックウルフスキンのソロ用テント、ゴッサマーをご紹介しました。

テント内で広々過ごしたい人には不向きですが、最低限の装備で、手軽にソロキャンプをしたい人にはピッタリ。耐水圧や通気性など、機能性に優れているのもおすすめポイントです!

今回の記事を参考に、ぜひゴッサマーを試してみてくださいね。

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