沖縄・西表島5カ所の立ち入り制限は2025年から 「ピナイサーラの滝」の川は1日200人 ガイドには町が試験課す

 沖縄県竹富町の「西表島エコツーリズム推進全体構想」について、町の協議会は27日、西表島内5カ所の立ち入り制限を早ければ2025年3月から始めるとの工程表を示した。1日当たりの上限人数を30~200人とする。

 町は、自然体験ツアーが集中して環境が損なわれる恐れがある5カ所を「特定自然観光資源」とし、立ち入りを規制する構想を定めている。上限人数はヒナイ川(1日200人)、西田川(同100人)など。

 同伴が必要なガイドには町が指定する試験を課す。立ち入りには町長の事前承認が必要で、24年9月から予約を受け付ける。事務手数料は利用者1人当たり500円か千円とする。

(八重山支局・平良孝陽)

(資料写真)西表島のヒナイ川でカヌーを楽しむツアー客
立ち入り制限対象区域と1日当たりの上限人数

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