リネカー氏、記者会見で選手批判をするテン・ハフ監督に苦言「監督が公の場で選手批判するようなことはあってはならない」

写真:週末のニューカッスル戦で今季早くも公式戦10敗目を喫したテン・ハフ監督 ©Getty Images

元イングランド代表で日本の名古屋グランパスでもプレーしたゲーリー・リネカー氏がマンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハフ監督の選手への対応について苦言を呈しているという。イギリス『Mirror』電子版が伝えている。

リネカー氏はテン・ハフ監督が記者会見で選手を批判する行為について容認できないと考えているようだ。ポッドキャスト『The Rest is Football』で自身の考えを明かしている。

「確かに週末のニューカッスル戦では選手たちがゲームに入れていないように感じた。選手は時に自信の無さから混乱し、ピッチ上で自分自身を見失ってしまうことがある。しかし、本来こういった難しい状況で苦しむべきは監督のはずだ」

「私にはテン・ハフが何人かの選手といい関係を築いている思えない。彼には他にも対処すべきたくさんのことがあるはずなのに、公の場で選手の批判を繰り返している」

「選手もロッカールームで批判される分には受け止めることが出来るだろうが、監督が公の場で選手をこき下ろすようなことはあってはならない」

監督は時に記者から誘導尋問され、選手を批判してしまうことはあるだろう。しかし、選手の立場を考えれば公の場で監督に批判的なコメントをされれば、モチベーション、パフォーマンス低下に繋がることも十分に考えられる。リネカー氏は記者会見で選手批判をするテン・ハフ監督のマネージメント能力に疑問を持っているようだ。

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