合同チームから夢の花園へ 不来方高・伊藤凌が東西対抗戦出場

「持ち味を発揮したい」と意気込むCTB伊藤凌=矢巾町・不来方高

 ラグビーの第16回U18(18歳以下)合同チーム東西対抗戦(来年1月5日、大阪・花園ラグビー場)に、岩手県のCTB伊藤凌(不来方高3年)が出場する。単独校で15人制試合に出場できなかった全国の高校ラガーマンから選出され「花園でプレーできると思っていなかったので正直、驚いた。持ち味の走力を発揮したい」と意気込む。

 日本協会によると、メンバーは東・西軍にそれぞれ25人。新人大会に単独校で出られず、今夏の全国高校合同チーム大会に参加した選手が対象だ。対抗戦は全国高校大会準決勝の試合前に30分ハーフで行われ、午前11時キックオフ。

 伊藤はスペースを突く走力やジャッカルなどのディフェンス力が強み。東北総合体育大会・本県少年男子にメンバー入りし、今秋の高校県大会では盛岡南高との合同チームで4強入りした。不来方高の金丸健監督は「戦術の理解力が高い。文武両道を体現してくれて後輩にとって憧れの存在」と評価する。

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