能登半島地震で支援の輪広がる

 石川県で最大震度7を観測した能登半島地震で、被災地の支援に向けた活動が、栃木県内でも本格化しています。

 栃木県内の4つの町が合同で5日、最大震度7を観測した石川県志賀町へ支援物資を送りました。この日、被災地に支援物資を送付したのは高根沢町と上三川町、益子町、塩谷町の4つの町です。4つの町は、全国のおよそ40の自治体で組織する「ささつな自治体協議会」に加盟していて、合同で災害復旧支援をすることになりました。

 支援物資は、ビニールシート1千枚やカラーコーン100個、非常食アルファ化米1350食、カップ麺216食などです。

 一方、保健師や医師らを派遣する動きも進んでいます。県は4日、災害派遣精神医療チーム、DPATの精神科医や看護師らを現地に派遣し、県や自治体などでは、義援金の募金箱の設置も始まっています。

 また、県警察本部の難波健太本部長は5日の年頭記者会見で、被災地に派遣した広域緊急救助隊が2日から3日間、珠洲市などで救助活動を行ってきたことを報告しました。

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