７日夜、宇都宮市の住宅で保育園児の息子２人と母親が倒れているのが見つかりました。息子２人は死亡し、母親は意識不明の状態で病院に搬送されました。その後の調べで２人の死因は首を圧迫されたことによる窒息死と分かり、警察は無理心中を図った可能性があるとみて調べています。
７日午後１０時ごろ、宇都宮市上戸祭町の住宅で、帰宅した３２歳の男性が妻と息子２人が倒れているのを見つけました。警察によりますと、いずれも保育園児で４歳の長男と２歳の次男の死亡が確認され、３３歳の母親は意識不明の状態で病院に運ばれました。
３人は１階の居間でマットレスの上に寝ている状態で見つかり、母親の近くには刃物がありました。兄弟の死因はいずれも首を圧迫されたことによる窒息死で、目立った外傷はありませんでした。
母親の手には血のようなものが付いていて、体には刃物によるものとみられる傷もありました。室内に荒らされたような跡はなく、鍵は閉まっていたということです。
また室内には夫に宛てたとみられる遺書のようなメッセージがあり、警察は無理心中を図った可能性があるとみて調べています。
近くに住む人によりますと「引っ越して１年以内で近所付き合いは薄く、自宅前の公園で母親が子どもを遊ばせている様子を見て仲は良さそうだった」ということです。
