阪神・淡路大震災から29年… 佐野市役所で災害発生の対応訓練「いざという時の備えに」

 阪神・淡路大震災から29年の17日は、佐野市役所では災害が発生した時の対応を確認しようと、職員らによる訓練が行われました。

 佐野市役所で行われた訓練は、栃木県を震源とする震度6レベルの地震が発生し、その後複数の階の給湯室から火災が発生したという想定で行われました。

 第一発見者の職員が「火事だ」と叫び、火災報知器のボタンを押します。そして、避難が始まる中、更衣室前で動けなくなっている女性が見つかります。エレベーターも停止しているという想定のため職員4人で女性を担架にのせて外まで運び出しました。

 また、逃げ遅れた人を3階のテラスからはしご車で救出するなど、消防と連携した訓練も行われました。職員は自分の役割などいつ起こるか分からない災害への備えを確認していました。

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