錦木、金星ならずも会場沸かす 横綱・照ノ富士と力相撲

照ノ富士(右)が寄り切りで錦木を下す=両国国技館

 【東京支社】大相撲初場所9日目(22日・両国国技館)盛岡市出身で西前頭5枚目の錦木(伊勢ノ海部屋、盛岡・米内中)は横綱照ノ富士に寄り切られ、5勝4敗となった。照ノ富士は7勝目。両大関は横綱昇進に挑む霧島が正代を押し出し、竜電を寄り切った豊昇龍とともに2敗を堅持した。

 金星をつかむことはできなかったが、力を出し切った。西前頭5枚目の錦木は横綱照ノ富士に真っ向勝負を挑んだ。土俵際で横綱の寄りを懸命にこらえ、満員の会場を沸かせたものの、最後は力尽きた。

 錦木は10日目に西9枚目の明生と対戦する。

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