【中津】中津市本耶馬渓町の道の駅・耶馬トピアは、地元産ソバを使った「即席・蕎麦(そば)拉麺(ラーメン)」を発売した。そばつゆでこくを深めた豚骨スープや焙煎(ばいせん)そば粉の縮れ麺などが特徴。中津日田道路の田口インターチェンジ(IC)―青の洞門・羅漢寺IC間5.3キロが3月24日に開通するのを記念した新商品。名物に育てたい考えだ。
耶馬トピアの運営会社はばたきが約1年間、福岡県うきは市の食品加工会社と試行錯誤し、完成させた。
これまでもそば粉を使ったラーメンを販売してきたが、即席性や特色に欠けた。九州でなじみの深い豚骨スープに、そばつゆやゆずこしょうなど和風の調味料を加えることで、麺とスープの親和性が向上。縮れ麺でスープとの絡みも良くなった。
商品は2食入りで税込み850円。今月18日から耶馬トピアで販売している。
耶馬トピアの利用者は福岡県からが半数を占めている。施設に近い青の洞門・羅漢寺ICの開通でアクセスが向上し、福岡を含む各地からの利用増を見込む。
高橋和美支配人(68)は「ラーメンをおいしく食べてもらい、耶馬渓産ソバの魅力PRにもつなげたい」と意気込んでいる。