アーセナルのアルテタ監督、CLバイエルン戦について「やるべきことをやり遂げた」 終了間際のPK疑惑については「判定は変えられない」

写真:アーセナルはバイエルンと2-2で引き分けた ©Getty Images

アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督はバイエルンとの試合後に会見を行い、チームのパフォーマンスを評価した。クラブ公式サイトが伝えている。

アーセナルは、現地時間4月9日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ベスト8のバイエルンとのファーストレグを、2-2のスコアで引き分けた。95分にはFWブカヨ・サカがペナルティーエリア内でGKマヌエル・ノイアーと接触して倒れるもノーファウルという判定があった。アルテタ監督は判定についてこう語った。

「下された判定を変えることはできない。我々がコントロールできる部分に集中する必要がある。この試合はもっとやれたはずだ。サカの判定に対する反応には共感するが、一時的に10人でプレーしていたからゴールを決められてしまうことを心配した」

そしてアルテタ監督はこの試合を振り返って、チームのパフォーマンスをこう評価した。

「スタートはとても良かった。優位に立って相手陣内で勢いをもってプレーし、先制点を決めた。だが、CLでは相手に何も与えてはいけない。この試合は2失点してしまった。それが最大の教訓だ」

「CLでは勝敗の差はわずかしかない。このレベルの相手に対して、すきを突いてチャンスを作るのは難しい。1-2となったあと、チームは落ち着いていたと思う。途中出場した選手たちが大きなインパクトを与えた。彼らがピッチに入ったときの態度や、何かを起こそうとする積極的な姿勢が大きな違いをもたらした」

最後に、敵地で行われるセカンドレグに向けて、アルテタ監督は手応えと意気込みを語った。

「試合展開が難しくなったあと、我々がやるべきことをやり遂げた。ただ、より良いチームへと成長するために、試合に勝つチャンスを得るために、レベルアップしなければいけなかったと考えている」

「いくつかミスがあったと思うが、次はそうなる確率は低くなる。この試合から学び、すばらしい活躍をした選手たちをサポートしよう。チームをとても誇りに思っている。今は、ミュンヘンに行って優勝するチャンスがあるという信念を感じている。そうやって準備していくつもりだ」

アーセナルとバイエルンのCLベスト8セカンドレグは、バイエルンの本拠地アリアンツ・アレーナで行われる。キックオフは日本時間4月18日に予定されている。

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