河川敷に事件痕跡 那須の死体遺棄事件で県警が現場検証 一部黒く焦げた木も

遺体が発見された現場付近で現場検証の準備をする捜査員たち=17日午前10時10分、那須町伊王野

 那須町伊王野の河川敷で2人の焼損遺体が見つかった事件で、栃木県警は17日、前日に引き続き河川敷周辺で現場検証を行った。足跡や指紋、微物の採取など遺棄状況を調べたとみられる。

 同日午前10時ごろ、複数の捜査車両が規制線を越え、遺棄現場近くに入った。車両から降りた捜査員は頭や手足にカバーを付け、巻き尺などを手に現場に向かった。

 捜査車両が現場を後にした午後4時40分ごろ、規制が解かれた。約200メートル先の遺棄現場は山中で、現場に続く道路は車1台がやっと通れる道幅。街灯はなく、夜は真っ暗になる。

 道路から約2メートル下がった場所に2人の遺体が見つかった遺棄現場の河川敷がある。一部が黒く焦げた木が転がっていた。

© 株式会社下野新聞社