エアロセンス、産業用ドローンAEROBO(R)を開発。5月より販売開始~ 土木・建設業界の現場経験から、より安全・簡便・迅速・高精度に~

エアロセンス株式会社は、2016年3月より量産モデルとして提供してきた産業用ドローンAEROBO(R)「AS-MC02-P」の後継機にあたる「AS-MC03」を開発し、2018年5月より販売を開始することを発表した。2018年5月23日(水)から25日(金)に東京ビッグサイトで開催されるIDE TOKYO-ドローンソリューション&技術展-2018に出展する。

AS-MC03は、自社製フライトコントローラーを改良し国内工場での生産・保守体制を構築しているためユーザーに安心を提供できる。これまで2年間にわたり数百件以上のドローン測量・点検の実現場で培った業務経験から改良を重ね、安全・簡便・迅速・高精度な測量・点検の実現を目指す。

土木・建設業界での担い手不足が大きな課題となる中で、国土交通省が推進している建設現場におけるICT施工化(i-Construction)件数は、年々増加し公共工事の現場で、測量にドローン等が投入され、建設プロセス全体の3次元データ化が進んでいる。

エアロセンスは、そのような現場のニーズに応じてAEROBO(R) Markerと呼ばれるGNSSセンサ内蔵対空標識とウェブブラウザだけで使える測量や点検などのドローン業務をサポートするためのクラウドサービスAEROBO(R) Cloudを2017年度導入し現場での測量工数とデータ後処理工数を従来比で50%以上削減することができている。さらに、「AS-MC03」を市場投入し、さらなる安全・簡便・迅速・高精度なドローンオペレーションを支援していく考えだ。

「AS-MC03」の主な特徴・機能は以下の通り。

搬送波測位に対応したレシーバーと高感度アンテナの導入 準天頂衛星「みちびき」対応・センサーの多重化・ペイロードの拡張性高性能CPUとUSBや各種シリアルインターフェースにより様々なセンサー等のペイロードに対応が可能 点検用のデュアルカメラ撮影サポート可視光と遠赤外線などの異なるカメラを同時に制御し点検への最適なデータを取得 新グラウンドステーション地上局操作ソフトとして、親しみやすいWindows版、より信頼性を重視したLinux版の2種類を用意。測量や点検に最適な飛行経路を自動生成し、撮影間隔もカメラと飛行経路に合わせて自動設定。点検向けの3次元フライトプランも簡単に生成可能。ほか

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