パイレーツが9回表4得点で逆転 メッツ3連戦勝ち越し

【パイレーツ5-3メッツ】@シティ・フィールド

3点ビハインドで試合終盤を迎えたパイレーツが8回表に1点、9回表に4点を奪って逆転に成功し、5対3で勝利。敵地でのメッツ3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えた。メッツ先発のザック・ウィーラーの前に7回まで無得点に抑えられていたパイレーツだったが、8回表にオースティン・メドウズの犠牲フライで2点差とし、9回表にはジューリス・ファミリアとアンソニー・スウォーザックを攻略。グレゴリー・ポランコのタイムリーで1点差に迫ると、デービッド・フリーズの2点タイムリーで逆転に成功し、さらにジョシュ・ベルの犠牲フライで1点を追加してリードを2点に広げた。メッツは先発のウィーラーが好投したものの、クローザーのファミリアが一死も取れずに4失点と大誤算だった。

剛腕クローザーを攻略した鮮やかな逆転劇だった。パイレーツはファミリアからエリアス・ディアスとコリー・ディッカーソンの連打で無死一、二塁のチャンスを作り、ポランコがライトへのタイムリー。ファミリアが次打者のジョーディ・マーサーをストレートの四球で歩かせたところでメッツはファミリアを諦め、スウォーザックへスイッチしたが、スウォーザックはファミリアが残した3人の走者をいずれも生還させ、パイレーツに逆転を許してしまった。勝ちパターンの継投が崩れたメッツとは対照的に、パイレーツは本来クローザーのフェリペ・バスケスが2点ビハインドの8回裏から登板して2イニングを無失点に抑える力投。ブルペンの出来が両軍の勝敗を分ける結果となった。

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