ビーバー好投で3勝目 インディアンスは被スイープ回避

【インディアンス5-1カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

前日の試合でエースのコリー・クルーバーが滅多打ちを喰らい、被スイープの危機に立たされていたインディアンスは、メジャー4度目の先発登板に臨んだ新人右腕のシェーン・ビーバーが6回99球を投げてカージナルス打線を6安打1得点に抑える好投。打線は2回表にエドウィン・エンカーナシオンとロニー・チゼンホールの二者連続本塁打で2点を先制し、3回表にはジェイソン・キプニスのタイムリーなどで2点を追加。6回表にはタイラー・ネークインのタイムリー二塁打でリードを4点に広げてビーバーを援護し、インディアンスは5対1で勝利を収めてカージナルス3連戦の被スイープを回避した。

6回1失点の好投でメジャーデビュー以来無傷の3連勝となったビーバーについて、女房役のロベルト・ペレスは「彼のボールを受けるのは楽しいよ。全ての球種をしっかりコントロールできていたし、今夜は素晴らしいピッチングだったね」と語り、好投を称えた。マイナー通算与四球率0.59という数字が示すように、抜群の制球力を武器とするビーバーだが、メジャーの舞台でも24回1/3を投げて与四球4(与四球率1.48)と安定した制球力は健在。大崩れしないピッチングで今月は3勝0敗、防御率0.96と素晴らしい成績を残している。テリー・フランコーナ監督は「彼は年齢以上に成熟したピッチングをしている」と23歳のビーバーを絶賛。この試合で記念すべきメジャー初安打を放ったビーバーは、ア・リーグ中部地区の首位を走るインディアンスに欠かせない戦力となりつつある。

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