レイズが外野手補強 カージナルスからファムを獲得

トレード期限最終日、ア・リーグ東地区3位のレイズが外野手の補強を決めた。。カージナルスからトレードでトミー・ファムの獲得を発表。8月の戦いに向けて心強い味方が加入することになった。

30歳のファムは昨年、打率3割越え、自身初の20本塁打以上を放ったことで他球団からの評価を上げた。今季は調子を落としている印象だが、ここまで98試合に出場し打率.248 14本塁打 41打点の成績を残している。5、6月の月間打率がそれぞれ1割台と低迷していたが、7月は打率.263と復調傾向にあり、新天地でのレイズでひと皮剥ける可能性もある。また、ファムとの契約は2021年まで残っているために長期的に彼を起用できることも魅力の1つだ。

カージナルスがファム放出の見返りとして獲得したのはジャスティン・ウィリアムズ、ジェネシス・カブレラ、ロエル・ラミレスの3人。ウィリアムズは22歳の外野手で今季1試合のみだが、念願のメジャーデビューを果たした。今季は主に3Aでプレーし打率.258 8本塁打 46打点の成績。カブレラは21歳左腕で主に先発として2Aでプレーし7勝6敗 防御率4.12を記録している。ラミレスは23歳右腕で主に2Aでリリーフとして投げており3勝1敗 防御率3.32だった。

今回、レイズはファム獲得と同時にインターナショナルボーナスプールも得ることになる。移籍が決まったファムは「今朝早い時間に電話があって今回のニュースを聞いた。急なことだったしとても驚いているよ」とコメントしている。選手にとっては予想外の場合もあるが、トレードはチームから必要とされている証だ。プロ入りからカージナルス一筋でプレーしてきたファムは初めてア・リーグに移る。新天地での活躍に期待だ。

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