グレインキーが投・打・走で活躍 Dバックス完封勝利

【ダイヤモンドバックス4-0マーリンズ】@マーリンズ・パーク

ダイヤモンドバックスのエース、ザック・グレインキーが投・打・走にわたる見事な活躍でチームを勝利に導いた。本職のピッチングでは7回103球を投げて7安打を浴びながらも、要所でボールを低めに集め、奪三振6、無四球、無失点と安定したパフォーマンス。特にバッティングでは2回表の第1打席でセンターへのヒットを放ったあとに二塁への盗塁を決め、ポール・ゴールドシュミットのタイムリーで二塁から生還しただけでなく、6回表の第3打席では二死二塁のチャンスで初球をライト前へ弾き返し、チームに貴重な使い点をもたらした。投手が1試合で「2安打・1打点・1得点・1盗塁」を記録するのは1995年のケビン・フォスター以来23年ぶり。無失点の登板に限れば1987年のリック・サトクリフ以来31年ぶりの快挙となった。

グレインキーは「今日は調子が良かった。全ての球種がしっかり機能していたよ」と自身の登板を振り返った。今日の試合を含めてマーリンズ戦では通算12試合(うち10先発)に登板して7勝0敗。敵地マイアミでの登板に限れば、6度の先発登板に全て勝利している。また、今季2つ目の盗塁を決めたことについては「僕はまだ盗塁を刺されたことがないんだよ」と得意げにコメント。グレインキーは通算で7つの盗塁を決め、盗塁成功率100%を維持している。ダイヤモンドバックスは初戦を落としたあとの3連勝でマーリンズ4連戦に勝ち越し。10試合にわたる遠征を8勝2敗の好成績で終えた。背後からは地区5連覇中のドジャースが迫っているものの、地区首位の座をやすやすと譲るつもりはなさそうだ。

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