モアランドがサヨナラ打 Rソックス被スイープを回避

【アストロズ5-6xレッドソックス】@フェンウェイ・パーク

レッドソックスは5対5の同点で迎えた9回裏に二死一、二塁のチャンスを作り、ミッチ・モアランドがレフトへのサヨナラタイムリー。本拠地でのアストロズ3連戦の最終戦を制し、被スイープを回避した。レッドソックスが1点リードで迎えた5回裏にJ.D.マルティネスが40号3ランを放ち、勝負は決したかに思われた一戦だったが、アストロズは直後の6回表にホゼ・アルトゥーベの11号ソロ、タイラー・ホワイトとジョシュ・レディックのタイムリー二塁打で4点を奪い、あっという間に同点。その後、両軍リリーフ陣の頑張りにより試合は膠着状態となったが、9回裏のチャンスでモアランドが初球をレフト前に落とし、熱戦にピリオドを打った。

サヨナラ打を放ったモアランドは「彼らは1イニングで4点を取って追い付いた」とアストロズの強さを称えるとともに、「同点で耐えて、最後に勝利を手にすることができたのは良かったよ」とチームの勝利を喜んだ。この勝利が両リーグ最多の今季98勝目となったレッドソックスは、ポストシーズン進出に向けてのマジックナンバーが1となり、2位ヤンキースがマリナーズに敗れたため、地区優勝へのマジックナンバーは11に。レギュラーシーズンはまだ18試合残っており、チーム記録の105勝(1912年)を106年ぶりに更新するのはほぼ確実だ。レッドソックスが前回98勝以上をマークしたのは「バンビーノの呪い」を解いて86年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げた2004年。今季も目標はもちろんワールドシリーズ制覇である。

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